男性へのプレゼントの定番ブランドといえばポールスミスではないでしょうか。ブランドネーム、デザイン、価格帯どれもプレゼントにちょうど良くとりあえず候補に入ってきますよね。
そんなポールスミスで財布をプレゼント用に購入しようとしたとき、同じような形なのに値段が数万円違うというものがあると思います。そのような製品の違いについて説明をしつつプレゼントとして財布の選び方を紹介したいと思います。
財布のタイプ
財布を買ううえで最初にポイントが、どのようなタイプの財布を選ぶかが一番重要になってきますよね。
使い勝手もそうですが、見た目もかなり変わってくるのでプレゼントで選ぶ場合はどのような財布を求めているのかを把握しておくことが重要です。
二つ折り
二つ折り財布の特徴としては、何といっても コンパクトなことでしょう。
普段カバンを持ち歩かないような人の場合は二つ折りの財布はコンパクトなので持ち歩きやすいですよね。もちろんカバンを使っていても会社で昼ご飯に行くときなどはスーツのポケットに入れるのでその時も持ち運び安いので、メリットを感じますね。
その一方で、収納力はそこまでないです。カードや小銭が多い場合はすぐにパンパンになってしまいますね。
長財布
長財布は二つ折りよりもいろいろなタイプがあるのですが、共通して言えることは収納力の高さでしょう。単純に二つ折りの財布よりも面積が大きいということもあるので、お札やカード、小銭を比較的多く持ち運ぶことができます。
また面積が広いということはそれだけ、 革質の良さがわかりやすくなります。個人的な見解ですが、いい革を使っている場合、面積が広いほうがその魅力がより分かりやすいと思っています。
ラウンドジップ
ラウンドジップタイプは長財布の中でも格段の収納力を誇ります。
今のキャッシュレスや、ポイントカードの電子化などの流れにも流されず、断然アナログ派という方はどうしても財布に入れるものが多くなってしまうので、ラウンドジップがおすすめ。
逆に時代の流れに乗っている場合は、そこまで 持ち運ぶものが多くないかもしれません。そうすると 大きさがネックになってしまう可能性もありますね。
私は財布から中身を取り出すときにジップを開けるという動作があまり好きではありませんが、その見た目はかなり好きです。
かぶせ蓋タイプ
かぶせ蓋タイプは男性の長財布の中で、一番利用者が多いのではないかというタイプですね。
同じかぶせ蓋タイプでも、小銭入れがついているものと、お札やカードのみのタイプなどいろいろなタイプがあるので、外だけでなく中がどのようになっているかをしっかりと確認しておく必要があります。
こちらのタイプの財布は、スリムでスーツのうちポケットに入れることもできる大きさがちょうどいいですね。財布といえばこの形をイメージする方も多く定番ですね。
革の種類
ポールスミスの財布を見ると、同じ形の財布なのに値段がモノによってかなり異なるということを感じると思います。


例えばこちらの二つの財布ですが、多少の見た目の違いはありますが同じラウンドジップの財布です。最初の画像が2万円であとの画像が3万円になります。
革製品に興味がない方は何が違うのかと思うかもしれませんが、この違いの中心になってくるのがどのような革を利用しているかということです。
値段が高いほうが、高級感があったりすることはあるのですが、希少性や加工の手間などいろいろな要因で値段が上がることもあるので高いほうが品質が高くなるのかというと必ずしもそうではありません。
革の種類によって見た目(光沢など)や触り心地が変わってくるため、そのような点を考慮して選ぶといいでしょう。
※わかる人には良質な革だと認識できますが、そこまで革製品に興味がない人の場合は、違うんだくらいの認識しかされないと思います。
コードバン

コードバンは革のダイヤモンドといわれるくらい革好きの方からも好まれる製品です。
馬の臀部の革ということで、希少価値も高いです。その分値段は高いです。
コードバンの光沢はとても美しく、また経年変化でさらに美しくなっていくことが期待できます。
摩擦などに強く、耐久性が高いのも特徴です。ただし、細かい傷などはつきやすかったりもします。
そのほか水に弱いという特徴もあり、繊細なケアは必要になってきます。
革自体の魅力は非常に高いですが、その分気を遣うことも多くなるので、こまめに管理することができる方でないとだんだん面倒に感じてくるかもしれないという側面もあります。
PC WAX

ポールスミスでは、PCWAXというシリーズで発売されている、蝋が塗り込まれている革です。
発売されている状態の見た目では、なんだこれと思われそうな財布ですね。
革の表面に出ている白いものが、蝋になっています。この蝋は利用をしているうちにだんだんと落ちてきます。蝋が落ちてくると本来の革の表情が見えてきて、どんどん美しくなってきます。
最初の見た目が気になる場合は、ブラッシングや布で蝋を落とすこともできます。
蝋が落ちてきて革の表情が変わってくる過程や、蝋の油分などにより光沢が出てくることで、見た目の変化を楽しめる革になっています。長年大切に使ってもらいたいと思っている場合は非常におすすめの革のタイプです。
カーフレザー

カーフというのは生後6か月までの子牛の革です。特徴としてはきめが細かく美しいということでしょう。
生後6か月の牛の革ということで、取れる量がそこまで多くないということもあり、こちらの革は値段が高いです。
きめ細かく美しいという特徴のほかに、革の柔らかさもぽいんとです。牛革は成長すればするほど固くなってくるので、その柔らかさもカーフならでは。
また財布という点で考えるとこちらも普通の牛革よりも、エイジングを楽しむことができるので楽しんで使うことができます。
エンボスレザー

細かいことを言うとこの分類にエンボスレザーが入ってくることはどうなのかといわれそうですが、革について詳しくない方のために簡単にしたいのでここでまとめて説明しておきます。
エンボスレザーとは型押しされた革のことです。型押しされる素材はいろいろとありますが、ポールスミスでは牛革のモノが多いですかね。
※同じエンボス加工でもカーフを利用しているものはその分高くなります。
その特徴は何といっても 傷がつきにくいことです。
ほかの種類の革よりも比較的安価に購入できるというのもポイントです。
私は現在ポールスミスのエンボスレザーの財布を3年以上利用していますが、傷がほとんどついていないです。

上で紹介したいい革を利用している、財布のほうが光沢などはありますがその一方できっちりをケアをしてあげないといけなかったり、傷がつきやすかったりと管理が大変だったりします。
その点エンボスレザーはケアをそこまでしていなくても大丈夫ですし、傷もつきにくいので 革小物をきちんと管理できなさそうな人にも安心です。
特に革に興味がない人だと、革のケアを怠ってしまいいい革の財布を購入しても数年もしないうちに見た目が残念な感じになってしまう可能性があります。

こちらはLUEGOというメーカーのブライドルレザーの名刺入れですが、エンボスレザーの財布と一緒に持ち歩いていたのにこちらは結構傷やへこみができていますね。
これは目立つように写真をとっているので、この写真ほど傷は目立たない状態ですが財布を雑に使ってしまいそうな人にはエンボスレザーがいいでしょう。
おすすめはこれ
シティエンボス 長財布


ポールスミスで財布を購入するなら、ポールスミスらしさは欲しいところ。こちらの財布は中に少しだけポールスミスらしい遊び心が非常にいい。
エンボス加工がされているので、長年利用しても新品のような状態を維持できるというのもうれしいところ。
※エイジングはそこまでしないので、革を育てたいと思っている方には不評かもしれないので注意
まとめ
ここまでポールスミスの財布の違いについて紹介してきました。
結局財布は好みだったりするので、徹底的にリサーチをしてプレゼントする方に応じた商品を選ぶのがおすすめです。
またポールスミスでせっかく購入するのであれば、ポールスミスっぽさも入った財布にするとさらに喜ばれると思いますよ!