ネクタイピンにの利用方法なんてわざわざ確認しなくて大丈夫だと思っていませんか?
「ネクタイに挟むだけなんだから簡単だ」と思っている方はもしかすると残念なネクタイピンの付け方をしてしまっているかもしれません。
間違ったつけ方をしているとせっかくのおしゃれアイテムがダサいアイテムになってしまうのでしっかりとネクタイピンの利用方法を確認しておきましょう。
ネクタイピンについてと付け方を今回は紹介します。
目次
タイピンとは
そもそも日本語ではまとめてタイピンといってしまいますが、ネクタイをまとめるためのアクセサリーにはいくつか種類があります。
タイタック(TIE TACK)
こちらがネクタイピンの元祖となるものです。よくスーツなどを売っている店に置いてあるので、見たことがあるという方が多いのではないでしょうか。
でも実際に使っている人はなかなか見ないですよね。
こちらのタイタックはネクタイに針を刺して後ろで止めるタイプのピンになっています。針で止めるからしっかりととまってくれます。日本ではタイピンっていうけど何のピンか意識していなかったですが、これがピンのもとになっているものなんですね。
ちなみにこちらのタイピンには想像がつくかもしれませんが問題があります。それはネクタイに穴が空いてしまうということですね。もちろんその穴は修復不可能です。つけるのもめんどくさいですしね。いいネクタイを購入したらもったいなくてなかなかタイピンで固定することができないですね。(笑)
タイピン(TIE CLIP)

日本でネクタイピンというと一般的にイメージされるのがこちらだと思います。英語だとTie clipなどと言われています。確かによくよく考えてみると私たちがイメージするネクタイピンはピンではなくクリップですよね。こちらのスタイルだとネクタイを傷つけることなくしっかりとネクタイを挟むことができますね。
タイバー
あとタイピンに似たものといえばタイバーでしょうか。こちらのタイバーはタイピンと見かけ上はかなり似通っています。大きく違うのがネクタイの挟み方になります。タイピンの場合はクリップで挟むのですが、タイバーの場合はそのまま直接挟むようになっています。
ただしタイバーは金属そのものの力でネクタイを挟むようになっているので段々緩くなってきてしまうという弱点があります。やはり一般的にイメージされるネクタイピンが一番いいですね。
ここから先は使い分けるのも大変なのでタイピン=タイクリップとして進めていきます。
何故タイピンをつけるのか
ネクタイを抑える
タイピンをすることでネクタイが浮いてしまうことを防ぎます。例えばジャケットを着ていない時に外で風が吹いたときや、走る必要がある時。このような時にネクタイが舞わないように抑えてくれるという役割ですね。
今紹介した例はなかなかないかもしれませんが、もちろんオフィス内でもタイピンはかなり重要になってきます。例えばトイレに行ったとき、手を洗うときにタイピンをしていないとネクタイが垂れてきて水に濡れてしまったという経験はないでしょうか。もっとひどいかただた食事中にネクタイが垂れていまい、食べ物がついてしまったなどあるかもしれません。過去にネクタイがシュレッダーに巻き込まれて大事故になったというニュースがありましたが、その際もタイピンをつけていないがために、ネクタイが垂れてシュレッダーに巻き込まれてしまったのではないでしょうか。
というように、タイピンはネクタイを抑えることでネクタイが汚れることを防いだり、自分の邪魔にならないようにしてくれるという意味があります。
ネクタイの位置をキープする

ネクタイの位置をキープするというのもタイピンの重要な役割です。ネクタイをどんなにしっかりと結んでいたとしても仕事をしているうちにどんどんとずれていってしまうでしょう。左右に曲がっていてセンターラインに存在しないネクタイほど残念なものはないですよね。
スーツスタイルをカッコよく見せるためには、なるべくしっかりとしていたい。その手助けをしてくれるという効果もあります。
アクセサリーとして

最期にアクセサリーとしての役割があります。個人的にはこれが結構大きいのかなと思います。
ネクタイピンはメンズのスーツスタイルでは珍しい、自分を表現することのできるおしゃれアイテムです。基本的に男性がアクセサリーをすることは良い印象を持たれていませんよね。時計でこだわったものを購入する人が多いのも、数少ない男性が着用することのできるアクセサリーという側面があるからかもしれませんよね。
タイピンもそれと一緒でよほど派手でなければ自分が好きなものをつけて大丈夫です。ここでどのようなものを選ぶかで自分らしさを主張することができます。主張しすぎはよろしくないですが。
ネクタイピンの正しいつけ方
ネクタイピンの正しい位置


ネクタイピンの理想的な位置は3つ目のボタンと4つ目のボタンの間です。ここがスイートスポットになりますね。このポイントよりも上につけてしまうとネクタイピンとしてのそもそもの目的である、ネクタイを抑えるという効果が薄れてしまいますよね。スイートスポットよりも下だとちょっと残念な見た目になってしまいます。特に理由がなければ上から3,4つ目のボタンの間にネクタイピンをつけるようにしておきましょう。

極端な例ですが上すぎると効果がタイピンをつけてるのにネクタイが抑えられていないという意味が分かるのではないでしょうか。

スイートスポットよりも下につけてみるとこれはこれで変な感じがしますよね。
ではスイートスポット内のどこにつけるかということですが、これについては好みで大丈夫です。4つ目のボタンの近くにタイピンをつける方がよりクラシックなつけ方になります。
あとはジャケットとの位置関係を考慮したうえでつけるのがいいと思います。スイートスポット内で下の方につけてクラシカルにしようと思っても、ジャケットで隠れてしまっては意味がないですからね。あくまでもここで紹介しているのは基本となるルールですので、もうちょっとこうしたほうがいいんじゃないかと思ったら臨機応変に対応してしまっても問題ないでしょう。
あと、気を付けたほうがいいものが一つあります。ちょっとこなれたネクタイピンの付け方として少し傾けてつけるというものがありますが、おしゃれに興味を持ち始めた段階の方にはお勧めしません。
他のおしゃれがしっかりとできているからこそ、少し抜け感を演出するのがおしゃれに見えるわけで、まだ全体のおしゃれがしっかりとできていない人がネクタイピンを傾けてしまうとただのだらしないサラリーマンでしかありません。もしちょっとこなれたことをしたいト思ったらまず周りの人にあの人はおしゃれだと印象をつけてからのほうがいいでしょう。
私はネクタイピン曲がっているよと言われるのが嫌なので絶対にやりません(笑)
まとめ
以上がネクタイピンに関する基本的な知識とつけ方の紹介でした。
まだいくつかポイントがあるので、またの機会に紹介したいと思います!
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