今回はiPad Proがモバイルディスプレイとして非常に便利そうなので、その潜在的な魅力を紹介したいと思います!
一般的なモバイルディスプレイ
こちらが今回iPad Proをモバイルディスプレイとして利用検討することになった要因のECICIVというメーカーの4Kのモバイルディスプレイです。
このディスプレイはUSB Type-Cに対応していて、これ一本で映像の出力とパソコンへの給電を行うことができます。もちろんHDMLの映像出力にも対応しています。
モバイルディスプレイって結構欲しいなって思う機会があるんですよね。
以下の記事で紹介しているように、私は自宅で24インチモニターを利用していて画面領域が広いことの魅力を存分に味わっております。そうなるとノートパソコンを持ち運びで利用するときに作業領域の物足りなさをかなり感じるようになってきました。
でも購入するのが躊躇われる理由があります。
それはただ持ち運べるだけという画面に何万円ものお金を支払う価値があるのかということです。
モバイルディスプレイの欠点
モバイルディスプレイを利用する上で把握しておくべきだと思う欠点がいくつかあります。
1.画面表示しかできない
一つ目が画面に映像を表示することしかできないということです。ディスプレイなので当たり前と言えば当たり前なのですが、用途が一つだけしかないものはそれだけで購入を躊躇う理由になると思います。
頻繁に使うならまだしも自宅で利用するならモバイルディスプレイよりも、しっかりとした固定のモニターを購入する方がコストパフォーマンスは高くなるでしょう。
外出時にサブのモニターが欲しいというのは事実ですが、その頻度が高いという方はそこまでいないはず。外で仕事をする機会の多い方はモバイルということに価値を見出せるかもしれませんが、私のように基本的に私用でパソコンを利用する機会が土日しかない人間には、モバイルディスプレイは基本的に持て余してしまい家で使われないモニターになっていることの方が多いかもしれません。
2電源が必要
モバイルディスプレイは自宅外で利用することを想定して購入される方が多いと思いますが、モバイルディスプレイは基本的に電源がないと利用することができないものがおおいです。(もしかしたらバッテリー内蔵のものも存在しますが)
単純に私的な目的で利用しようとするのであれば、カフェとかでの作業が想定されると思いますがその場合にはコンセントがないと結局モバイルディスプレイとして利用できないんですね。
かなり大容量のモバイルバッテリーを利用して電源がない場所で利用している方もいるようですが、そこまでしてディスプレイが欲しいなら自宅で作業をした方が良さそうです。
3.高い
これまで見てきたことを総括して考えると仕事などでフル活用できる人を除いて、モバイルディスプレイは費用対効果はそこまで高くなさそうです。
もちろん技術とものを考えると価格は相応だとは思うのですが、やっぱり高いですね。冒頭で紹介したモバイルディスプレイは4K対応なので3万から4万円ほど、フルHDでも良ければ1、2万円下がりますがそれでも高いと感じる人は多いのではないでしょうか。
そこでiPadが登場

お待たせしました、ここでやっと本題のiPadが登場します!
iPadはOSのアップデートでsidecarという機能が追加されました。これによりMacの拡張画面としてiPadを利用することができるようになりました。そしてこちらの機能によってiPadはモバイルディスプレイをよりも魅力的な機能を備えるようになりました。
iPad がモバイルディスプレイよりも便利な点を紹介していきます。
1.ディスプレイ以外でも利用可能
外でサブディスプレイを利用するとき以外は基本的にモバイルディスプレイが腐ってしまうという欠点がありましたが、iPadならサブディスプレイとして利用できない時も色々と利用することができます。
持ち運び中はサブディスプレイとして利用して、サブディスプレイが必要ないときは読書に利用したりノートとして利用したりなどいくらでも活用することができます。
やはり用途が色々あるとそれだけ利用機会が増えるので活用しまくれていいですよね!
2.電源不要
iPadですからもちろんその場にコンセントがなかったとしても充電さえしておけばサブディスプレイとしてどこでも利用することができます。
まあ当然と言えば当然ですが、バッテリー内蔵しているしていないは雲泥の差ですからね。これもモバイルディスプレイより優秀な点ですね。
ただし欠点も
色々と便利なiPadですがサブディスプレイとして利用するのであれば注意しておく必要もあります。
特に注意して欲しいのは、 Macでしか利用できないということです。
iPadをサブディスプレイで利用する際にはMacのコンピューターを利用している必要があります。つまりWindowsのパソコンやそのほかゲームをディスプレイに出力したいという場合はモバイルディスプレイでないとダメです。
Apple製品間の連携が非常に魅力的である一方で、他の会社の製品との親和性が高くないのは惜しいところですね。
他にもモバイルディスプレイの場合は画面サイズが16インチのように大きなものもありますが、iPadは現在の最大サイズが13インチとなっています。パソコンの作業領域が狭くて大きいサイズが欲しいという方はiPadでモバイルディスプレイの代用は難しいと思います。
どのiPadが最適?

iPadをサブディスプレイとして利用するならどのサイズを購入するべきかが問題になってくるかと思います。どのような作業をするかによって必要な画面サイズが異なると思いますので、サイズごとにできる作業できない作業を紹介します。
iPad miniの画面でできる作業
ウェブブラウジング、PDF参照、動画再生、ちょっとしたコーディング
私が現在愛用しているiPadがこちらのiPad miniです。miniの魅力はその取り回しのしやすさ。外に持っていくときにも気軽に持っていけますし、満員電車などでiPadを利用してもコンパクトで周りの邪魔にならないという魅力もあります。
モバイル製に関しては一番高いでしょう。単純にメイン画面のサポートとしてもう一つ画面を表示したいだけであればiPad miniはおすすめですよ。
私はブログを書きながら参考資料を見たり、コーディングをしながらちょっとした調べごとをiPad miniの画面で確認するような方法で利用しています。
まさにメインのMacのサポート、sidecarの役割をしてくれるiPadです。
ただし統合開発環境での開発や画面分割をすると利用しにくくなってしまうのでそのような利用をしようと考えている方はもっと大きいサイズの購入を検討した方がいいとおもいます。
10.2インチiPadでできる作業
10.2インチiPadは2020年8月現在発売されているiPadとiPad Airのサイズとなります。またiPad Proの標準サイズもこちら。iPad miniが7.9インチサイズであることを考えるとその作業領域は格段に上がってほとんどフルページを利用すればほとんどの作業ができます。
ただ画面分割をするとなると表示領域が若干物足りなく感じます。アプリを一つだけ立ち上げるサブディスプレイとして理想てきなのが10.2インチでしょう。
12.9インチiPad Proでできる作業
iPad Proの12.9インチは現在販売されているiPadの中で最大のサイズを誇ります。macbookの基本サイズが13インチであることを考えると、ほとんど同じ大きさの画面を2枚用意することができるようになります。
できることはiPad miniができることはもちろんですが、macの1画面でできることはなんでも不自由なくできます。
コーディングも十分なサイズですることができますし、画面を分割した作業も問題なくできます。
ただし重さは他のiPadと比較するとそれなりに出てきます。と言っても16インチのモバイルディスプレイが2キロ近くであるのに対してiPad Proの12.9インチでも重さは643gなのですが、、
整理すると
ネットや動画、資料の確認などインプット中心の場合 → iPad mini
入力や作業をする場合(1アプリの起動) → iPad, iPad Air, iPad Pro 10.2インチ
画面分割で二つ以上のアプリを利用したい → iPad Pro 12.9インチ
このような感じになるでしょう。
まとめ
今回はモバイルディスプレイとしてiPadを紹介しました!MacBookとiPadの組み合わせはかつてないほど良くなり、外出時には欠かせない連携機能です。ぜひ皆さんもiPadをモバイルディスプレイとして利用してみてはいかがでしょうか。
