Kindleで勉強するのはありか⁉
最近本でもなんでも電子化が進んできていて、今まで本を購入して小説などを読んでいた人も最近はキンドルで買って読むというようになってきた人もいるのではないでしょうか。
そんな電子化が進んでくると勉強関係の本をキンドルで購入しようかと検討する方もいるのではないでしょうか。キンドルで勉強系の本は利用しやすいのか今回は書いていきたいと思います。
ちなみにここで想定している勉強は中高生の受験勉強や大学生、社会人の資格学習といったものを想定しています。
結論
今回は最初に結論を言ってしまいます。
結論としては基本的にKindleは学習に向いているわけではない。使うガジェットによって利便性が大きく左右される。条件がそろっているならKindleを使うのはあり。というものです。
なぜこのような結論に至るのかを今回は説明していきます。
私はKindleは学習に向いてはいないと思っていますが、なんだかんだ言ってKindleで何年も学習を継続しています。なぜ勧めていないのに使い続けるのかも読んでいくとわかるので気になる方はぜひ最期まで読んでみてください。
Kindle学習の欠点
固定レイアウト型
小説など本をKindleで購入にしたことがある方は、その機能を便利に感じたことがあると思います。マーカーを引いたり、付箋を挟んだり、メモを取ったり探したい分を探すことができる。これが紙の本ではなく、電子書籍におけるメリットだと思います。
しかし、このような点を便利に感じて、Kindleを学習に使おうと考えている方は注意が必要です。なぜなら多くの学習参考書(学生の勉強や社会人の資格勉強)は固定レイアウト型というもので配信されています。
固定レイアウト型とは何ぞやと思った方のために、解説をしておきます。
固定レイアウト型とは簡単に言ってしまうと、電子書籍というよりは、元の本を一枚ずつ画像として認識してそれを貼り付けたような感じです。
Amazonのサイトでも書いてありますが、固定レイアウト型の本は以下の機能が使えなくなります。
文字拡大(ピンチイン・ピンチアウトは可能)/文字のコピー/マーク/ハイライト/文字列検索/辞書の参照/Web検索/引用
このような機能が使えなくなってしまうので、購入した本は実質的に編集、書き込みをすることができない画像ということになってしまうんです。
そのため調べたい文字に一瞬でとんだり、マーカーを引くことができなくなってしまいます。
これではせっかく電子書籍で購入した意味がなくなってしまいますよね。私が初めてKindleで学習参考書を購入した時はこのことを知らずに購入してしまったのでかなりショックを受けることになりました。
※中には固定レイアウト型ではない学習本もあると思いますが、基本的な学習参考書は固定レイアウト型ですので注意しましょう。
画面サイズ
二つ目の欠点がKindleを使う端末の画面サイズ問題があるということです。皆さんはどの端末でKindleを利用していますか?おそらくパソコンで利用している方はかなり少ないと思います。またiPadなどタブレットを利用している方はどれくらいいるんでしょうかね。
基本的には端末の普及率から考えてもスマートフォンでキンドルを利用している方が多いと思います。タブレットでKindle学習を考えている方であれ場問題ないですが、スマホでKindle学習をしようと考えている方はちょっと待ってください。
スマートフォンの画面で学習参考書を表示すると、かなり文字が小さくなってしまうので注意が必要です。
以下の画像を見てください。こちらは私のiPhone XRでKindleの参考書を表示したときの画像です。
※画像はアルク社のTOEICテスト新形式問題早わかりガイドのサンプルです。

こちらが普通に表示したときの画面です。かなり小さくて一つのページを読むのもかなり難しいと思います。

こちらの写真は細かく英語の文章を見ようと思って、ピンチインした時の写真です。こうすれば文字が読めるようになりますが、文章の続きが見切れてしまって、続きを読もうとするとわざわざスライドさせる必要があります。
少しならいいですが、学習参考書は長時間読むことになるものだと思うので正直このような作業が続いてしまうとめんどくさいです。
ですので、今現在スマートフォンしか持っていないという方はあまりお勧めしません。もしかしたら単語帳のようなあまり問題が生じないかもしれません。
参考書によって向き不向きがあると思うので、もし自分が買おうとしている本が見やすいかどうか気になっている人がいたら、サンプルをダウンロードすることができるのでそちらで確認してみるのがおすすめです。
解答と問題の見比べがしづらい
Kindleで問題集の購入を検討されている方は特にこの点を把握しておいた方がいいです。基本的な問題集は問題が一通り乗っていて、その後に回答が集まっていると思います。受験勉強用の参考書だとすぐ次のページに回答が載っているものもあると思いますが、そのようなものは少数だと思います。
さてどのような点で回答と問題の見比べがしづらいのかというと、普通の参考書であれば問題と解答のページに指を挟んでおいて見比べることができると思いますが、Kindleではそうはいきません。何回もページを遷移させる必要があります。それがなかなかにめんどくさいです。付箋を挟むことはできるので、それを利用して問題と解答を見比べることはできますが、問題が多いと付箋を挟むという作業がめんどくさくなってきます。
そのためタブレットなど画面サイズが大きいものを持っている方でも、この問題には直面すると思います。
ちなみに私が問題と解答を見比べるときは問題をスクショして、二つを同時に見れるようにしています。
このように解答と問題を同時に見るということは普通の本で購入した場合にはできない芸当ですので、その点は電子書籍の強みになるとは思いますが、いかんせんスクショして二つを並べるというのを毎回やるのめんどくさくなってきます。(笑)
その他に同時に問題と解答を表示する方法としてはパソコンの画面に解答を、タブレットに問題を表示するという方法もあります。私が自宅で学習するときは基本的にこのように勉強をしていますが、こんな環境がそろっている方はそんなにいないと思います。
問題と解答をセットで表示できる環境がある人にとっては紙の参考書よりも見比べての勉強がしやすくてかなりおすすめなのですが、そのような環境をそろえることがまず大変だと思います。
Kindle学習のメリット
いつでもどこでも参考書
紙との比較になりますが、Kindleで参考書を購入することの最大のメリットはいつでも簡単に持ち歩くことができるということだと思います。紙の参考書の場合だと読むかわからないけど一応持っていこうというときに、かなり重たいし、かさばることになると思います。満員電車とかだとカバンから出すのもめんどくさいですしね。
その点Kindleのような電子書籍であれば、スマホやタブレットを持っているだけでいつでもどこでも確認することができます。
参考書って結構重たいですから意識して持ち歩かなくてもいいというのはかなりメリットになると思います。
購入が簡単
正直Kindleを使う一番の理由が購入が簡単だからということだと思います。他の場所で電子書籍を購入しようとすると、そのサイトの登録やアプリのダウンロードから始めないといけなくて正直めんどくさいです。
KindleであれがAmazonアカウントさえ持っていれば簡単に購入することができるので、利用者側の負担が少ないです。実際私もKindleは学習に向いていないためほかの方法でタブレットを利用した学習をしようと思っていますが、やはり他の方法を導入することがかなりめんどくさいです。だから結局長期的にKindleで学習参考書を購入することになっております。
購入の障壁さえ乗り越えれば、本をPDF化してもらえるサービスが最近はしっかりしているようですので、PDFで管理したほうが、apple pencilなどで書き込めるので正直そっちの方が便利だと思います。
最期に
Kindleでの学習は基本的にやりづらいです。ただしiPadなどのタブレット、パソコンと併用できる環境であればその使い勝手はかなり上がります。
もしKindle学習に興味があるならぜひサンプルの本をダウンロードしてみてください。
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